平成24年3月31日をもって税制適格退職年金制度が廃止される事に伴い、今まで本制度を利用されていた企業は、他の退職金制度への移行を検討する必要があります。

 代替制度として、確定給付企業年金制度や確定拠出年金制度、中小企業退職金共済制度(以下中退共)への移行が考えられますが、その中でも中退共について少しご紹介させていただきます。

中退共制度とは、事業主が中退共と退職金共済契約を結び、毎月の掛金を金融機関に納付していくことで、従業員が退職したときは、その従業員に中退共から退職金が直接支払われるというものです。

中退共制度のメリットを簡単に纏めますと、以下の通りです。
1.新規に加入した事業所や、掛金月額が一定以下であった従業員の掛金を増額した場合に国からの助成が受けられます。
※ただし、適格退職年金制度からの移行の場合は新規に加入した場合の助成は受けられません。
2.掛金月額を16種類から選ぶことができ、社員ごとに掛金を変更することができます。
3.掛金月額は全額損金算入することが可能となり、非課税扱いとなりますので、税務上優遇されています。

なお、適格退職年金制度において納付してきた年金資産を全額中退共へ移行させるためには平成24年3月31日までに手続完了が必須となります。
また、現在中退共へ加入されている事業所は適格退職年金制度の年金資産を中退共へ移行することはできませんので、ご注意ください。

詳しくは、以下HPでご確認下さい。
【中小企業退職金共済事業本部HPより】
http://chutaikyo.taisyokukin.go.jp/seido/seido01.html
http://chutaikyo.taisyokukin.go.jp/tekinen/tekinen01.html

ペイロール事業部 浅野 彰仁